「注文住宅の建設にはいくらかかるの?」
「価格によって建設する住宅にどのような違いがでるの?」
「できるだけ価格を抑えたい!」
注文住宅の建設を検討されている方で、上記のような価格に関する疑問を抱いている方は多いでしょう。
間取りや設備などを自由に決められる注文住宅は、人によって価格も様々です。
そのため、どのくらいの予算を用意すればどの程度の住宅が建てられるのか、イメージが湧きにくいはず。
実際、住宅へのこだわりが多く、全て詰め込んだら予算を大幅に超えてしまった方々も多くいます。
限られた予算の中で、注文住宅の建設を検討されている方もいることでしょう。
そこで今回は、価格ごとの注文住宅の特徴を解説します。また、実際に注文住宅を建設した方の口コミを価格毎に紹介します。
価格による注文住宅の違いが分かりますので、予算を決める基準となりますよ。
注文住宅の価格を抑える方法も合わせて解説するため、注文住宅の建設を検討されている方は参考にしてください。
注文住宅の価格の内訳
そもそも注文住宅を建てる際、何に費用が発生しているのか知らない人もいることでしょう。
注文住宅の価格の内訳としては、下記3つに分けられます。
- 土地代
- 建設費
- その他の諸費用
上記の費用についてそれぞれ解説します。
土地代
注文住宅を建てる際にかかる価格として、多くの割合を占めるのが土地代です。
住宅を建てるのが、都心部か地方でも価格に大きな差が出ます。
下記は、香川県高松市と三豊市の土地代です。
エリア | 土価平均 | 坪単価平均 |
---|---|---|
高松市 | 6万1128円/m2 | 20万2077円/坪 |
三豊市 | 1万7557円/m2 | 5万8040円/坪 |
上記のように、香川県内でも土地代には大きな差があります。
そのため、住宅を建てる際は事前に希望するエリアの土地代を調べておくといいですよ。
エリアによって、注文住宅の価格も大きく変動してくるのです。
建設費
建設費は、基礎工事や外装・内装工事、住宅機器設備工事などの住宅を建てる上でかかってくる工事費全般のことです。
建設を依頼する業者には、大きく分けて『ハウスメーカー』と『工務店』の2種類があります。
一般的に、広告やモデルハウスの維持にコストをかけているハウスメーカーは費用が高くなる傾向にありますよ。
また、建設会社によっても価格設定は異なるため、事前に複数の業者を調べて比較するのをおすすめします。
その他の諸費用
こちらは、住宅を建てる際に必要となる登記手続きにかかる費用です。
住宅を取得するには、土地や建物の所有者をはっきりさせるための登記を行う必要があるのです。
登記には、下記のような費用がかかります。
- 登録免許税
- 司法書士報酬
- その他実費(交通費や登記事項証明書取得費用など)
上記のような手続きにかかる費用も含め、注文住宅を建てる際は価格の計算をしましょう。
価格ごとの注文住宅の特徴
注文住宅の設備や特徴は、かける建設費用によって大きく変動します。
当然、建設費が高くなるほど注文住宅の設備は整い、間取りやデザインにもこだわれますよ。
しかし人により、建設費にかけられる予算は違ってくるでしょう。
そこで、価格ごとの注文住宅の特徴として下記3つに分けて解説します。
- 1000万円台の家
- 2000万円台の家
- 3000万円台の家
1000万円台の家
建設費が1000万円台の家は、コストをできるだけ抑えたシンプルな住宅となります。
外観は、外壁の表面積を少なくして費用をおさえるために、長方形か正方形のシンプルな形状が一般的です。
材質も、レンガやタイルなどのコストがかかる素材は使えません。
また、内装もあまり凝った間取りにはできず、シンプルな構造となります。
浴室乾燥機などの多機能な設備を採用するのも難しく、最低限の機能のみ搭載された製品が設置されるでしょう。
上記のように、1000万円台の家ではプラスαの要素を組み込むのは難しく、コストを抑えたシンプルな住宅となります。
しかし、シンプルな構造の分、完成までの施工期間が比較的短くなるメリットもありますよ。
2000万円台の家
2000万円台の家は、全てではありませんが一部自分のこだわりを実現できるでしょう。
外壁にタイルを使ったり、浴室やキッチンに最新式の設備を導入したりなど、希望を取り入れることが可能です。
しかし、あれもこれもと希望を詰め込みすぎると予算オーバーしてしまう場合があるため、注意しましょう。
すべての希望を叶えるのは難しいため、優先順位をつけ、取り入れたい希望を精査する必要があります。
工夫次第では、理想的な家を実現できますよ。
3000万円台の家
3000万円台の家は、希望する要素を多く取り入れられ、理想とする住宅が実現可能です。
外観にも縛りがないため、正方形や長方形ではなく敷地に合わせた自由なデザインにできます。
デザイン性だけでなく安全性にも考慮した住宅が建設可能です。
耐震性や断熱性に優れた構造も選べるようになるため、より快適な居住空間になるでしょう。
また、間取りや内装もこだわれるため、自分にとって住みやすい最適な住宅が実現できます。
注文住宅を実際に建てた方の口コミ
価格ごとの注文住宅の特徴を抑えたところで、ここからは注文住宅を実際に建てた方の口コミを見ていきましょう。
口コミは下記の3つを紹介します。
- 1000万円台で建てた方
- 2000万円台で建てた方
- 3000万円台で建てた方
価格毎の口コミとなるため、それぞれの価格で住宅を建てた際のイメージが掴めますよ。
1000万円台で建てた方
予算は1600万円でした。しかし、欲しいものを欲しいだけ取り入れようと思うと、正直キリがありません。床暖房、太陽光発電は正直欲しかったのですが、当初の予算を守るため断念しました。その代わりにこだわったものがあります。いちばんは「木」へのこだわりです。在来工法で建てたため、地元で採れた木材を中心に、檜を取り入れながら建てることが出来たのです。
引用元:建築途中に工務店が倒産!?ローコスト住宅で波乱万丈の家づくり
この方は、希望する設備を諦めましたが、地元で採れた木材を中心に住宅を建てるというこだわりは叶えられました。
やはり、1000万円台の家では設備面にコストを割くのが難しいようです。
しかし、設備を極力シンプルにしコストを抑えることで、ある程度の要望を叶えられています。
1000万円台の家だからといって、満足のいく住宅が建てられない訳ではないのです。
2000万円台で建てた方
玄関や、廊下、階段など、そういったスペースは最低限の広さにし、リビングをとにかく広いお部屋にしました。2階には、こども部屋と、私と妻が楽しむ空間として、シアタールームを作成しました。
引用元:こどもがのびのびと暮らせる住まいを目指したマイホーム – 注文住宅の口コミ・体験談
この方は一部のスペースの広さを最低限にすることで、リビングを広くし、シアタールームまで設置できたようです。
2000万円台の家となると、シアタールームなどのプラスαの設備も加えられます。
しかし、全ての希望を取り入れられる訳ではありません。
上記のように、優先順位をつけ、取り入れたい希望を選択する必要がありますよ。
3000万円台で建てた方
我が家は、スキップフロア、壁は全て漆喰、床は無垢の家となっています。家を建てる際に一番拘った点は、【中2階】です。家族が揃って作業、仕事、勉強が出来るスペースを設けました。玄関(土間)には、薪ストーブを設置しています。非常に暖かく、冬場は大活躍です。お料理も一層、楽しめます。そして、我が家の自慢【お風呂】です。ゆっくり足を伸ばしながら入れるお風呂ということで、ひのき風呂にしました!!やっぱり最高です!!
引用元:注文住宅の口コミ・体験談
この方は、希望する設備を十分に取り入れられ、満足しているようです。
やはり、建設費が3000万円台となると、住宅のグレードが一気に上がる印象を受けます。
希望する設備がほぼ全て取り入れられ、オリジナリティのある住宅が実現可能です。
注文住宅の価格を抑える3つの方法
ここまでの解説を読み注文住宅の価格について理解できたでしょうが、中には
「できるだけ価格を抑えたい!」
と考えている方もいるはず。
そこで、注文住宅の価格を抑える下記3つの方法を解説します。
- 外観をシンプルにする
- 部屋数を抑えて壁を少なくする
- 水回りを一か所に集中させる
それぞれの方法について詳しく解説します。
外観をシンプルにする
外観をシンプルにすることで、注文住宅の価格を抑えられます。
なぜなら、複雑な形状の家は外壁の面積が多くなり建材費が高くなるだけでなく、建築の手間がかかる分人件費もアップするからです。
そのため、正方形や長方形のようにできるだけシンプルな外観とすることで、コストを抑えられます。
また、正方形の住宅とすることで安定性が増し、耐震性に優れているメリットもあるのです。
さらに、部材や施工費の安い片流れ屋根とすることで、より費用を抑えることができますよ。
部屋数を抑えて壁を少なくする
注文住宅のコストを削減するには、部屋数を抑えて壁を少なくするのも有効です。
部屋数が多いとその分、仕切りとなる壁が増えるため、建材費や施工費が増してしまいます。
一方、部屋数を抑えることでコストを下げられ、広い室内空間ができるので風通しが良くなるメリットもありますよ。
また、部屋だけでなく階段も仕切らずオープンにし、リビング内に設けることで階段を仕切る壁の費用も削減できます。
水回りを一か所に集中させる
水回りを一か所に集中させることでも、注文住宅の価格を抑えられます。
水回り設備を分散させてしまうと配管設備が複雑になり、配管工事が増えてコストが高くなるのです。
そのため、風呂やトイレ・キッチンなどは1階2階に分散させるのではなく、一か所に集中させるといいですよ。
注文住宅を建てるなら大河内工務店
項目 | 詳細 |
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会社名 | 株式会社大河内工務店 |
住所 | 香川県三豊市山本町辻604番地 |
対応エリア | 香川県三豊市・高松市 |
公式サイト | https://www.okochi.co.jp/ |
注文住宅を建てるなら大河内工務店がおすすめです。
1953年に創業して以来、地元香川県だけで1800棟以上もの住宅を建設しています。
実績に基づいた高い技術力だけでなく、香川県のひのきを利用した木造建築が魅力の1つです。
呼吸する無垢材として湿気に強く、太柱によって反りを抑え、数十年先の外壁ひび割れも軽減してくれます。
地域に根ざした大河内工務店だからこそ、香川県産ひのきの特徴を理解し、強みを引き出すことができるのです。
大河内工務店には、他にも様々な強みがあるため下記のリンクから確認してみてください。
まとめ
今回は、価格ごとの注文住宅の特徴から実際に注文住宅を建設した方の口コミまで解説しました。
注文住宅は、価格によって住宅の設備から間取り、デザイン性に至るまで大きく変わってきます。
限られた予算の中で、注文住宅の建設を検討されている方は、全ての希望を叶えるのは難しいでしょう。
しかし、取り入れたい希望に優先順位をつけ、その他の面でコスト削減ができれば、希望を叶えることができますよ。
注文住宅の価格を抑える方法は下記のとおりです。
- 外観をシンプルにする
- 部屋数を抑えて壁を少なくする
- 水回りを一か所に集中させる
上記を参考にコストを抑えることで、あなたの理想とする住宅を建設してください。